当記事では、アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『俺自販機』が気になってるけど面白い?
- 『俺自販機』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
作品情報
『俺自販機』のあらすじ
交通事故に巻き込まれた俺が転生したのは……なんと「自動販売機」だった!?
白い四角形の体に、出てくるのは機械音声のみ。自力では動けず、会話もまともにできない危機的状況の中、元・自販機マニアとしてのアツいサービス精神に火がつく!コーラ、おでん、カップ麺……異世界住人の胃袋を掴むうちに、豊富な知識と奇抜なアイデアで、冒険にも参加することに!?
前代未聞!無機質な主人公が贈る、あったか~い自販機アニメが爆誕!
原作
アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の原作は、昼熊さんによるライトノベル作品です。
もともとは「小説家になろう」で連載されていた作品で、2016年にスニーカー文庫から書籍化されています。
アニメ『俺自販機』のここがイイ!
アニメ『俺自販機』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 自動販売機に転生する主人公
- 自動販売機を活かしたストーリー
自動販売機に転生する主人公
画像引用元:アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』より
本作の主人公は自動販売機の下敷きなって死亡し、自身が自動販売機(ハッコン)として異世界転生してしまいます。
この時点で異世界転生アニメとしてはかなり異質で、異彩を放っていますね。
ハッコンは自動販売機なので自分の意志で言語を話すことができず、内蔵された音声を駆使しながら異世界人とコミュニケーションを取っていくのは斬新で面白かったです。
ハッコンが再生できる音声は以下の4つのみ。
- 「いらっしゃいませ」
- 「またのご利用をお待ちしています」
- 「あたりが出たらもう一本」
- 「ざんねん」
作中の会話で感心したのは、ハッコンが相手を煽るときに「あた(りが出たらもう一本)」「ま(たのご利用をお待ちしています)」「ざんねん」の3つの音声を組み合わせて、「あたまざんねん」と発言したシーンですね。
異世界人の理解能力が高いため、ある程度は都合良くストーリーが進んでいきますが、普通に発想力が凄いと思いました。
自動販売機を活かしたストーリー
画像引用元:アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』より
肝心のストーリーについては、主人公が自動販売機であることをしっかり生かされていました。
ハッコンは取り込んだお金で新たな能力を得ることができ、さまざまな自動販売機に変身したり、商品の内容を入れ替えることができます。
これを活用してキャラと上手くコミュニケーションを取り、ときには魔物を退治していく様子が描かれていました。
ひとつ例を挙げると、コーラにメントスを入れて吹き出したコーラで巨大な魔物を撃退するというシーンですね。
まさかアニメでメントスコーラを見るとは思いませんでした(笑)
また、密閉空間で酸欠に陥ったキャラを助けるために酸素マスクの自動販売機に変身するといったシーンもあり、主人公がしっかり活躍しています。
これの凄いところは、酸素マスクの自動販売機が大気汚染が問題化していた昭和40年ごろに実在していたという点ですね。
単純に作者の自動販売機に対する知識が凄いです。
アニメ『俺自販機』の感想まとめ
設定が斬新なアニメで、異世界転生系としては楽しめる内容でした。
作画はそこまで良いわけではありませんでしたが、コメディが中心なので気にせず視聴できるはずです。
ただ、ある程度のご都合主義的な展開はあります。
そうしないと自動販売機になった主人公のストーリーが進まないので仕方ないのですが、細かいところが気になる人には向いていないかもしれません。
少し変わった異世界転生アニメを見たいなら、ぜひ視聴してみてください。
総合評価
アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の総合評価は「」です。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 少し変わった異世界転生ものが見たい
- 斬新な設定のアニメを探している
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。