当記事では、アニメ『アルスの巨獣』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『アルスの巨獣』が気になってるけど面白い?
- 『アルスの巨獣』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『アルスの巨獣』のあらすじ
大いなる獣は大地を作り、作った大地をヒトが盗んだ。獣は怒り、ヒトを喰らい、ヒトは獣と戦うために、カミを呼んだ。それは剣の時代。英雄の時代。神話の時代。甚大な被害をもたらす「巨獣」が蔓延する世界で、「巨獣」を狩り、解体した中身を利用し、人々は繁栄していった。
巨獣狩りで日銭を稼ぐ「死に損ないのジイロ」は、何者かに追われる「二十と二番目のクウミ」と出会い、彼女を救うべく過去の憂いを捨て動き出す。人類帝国の思惑と、謎の実験。襲いかかる巨獣たち。約束の時へ向け、ジイロたちは世界の秘密に迫っていく。
アニメ『アルスの巨獣』のここがイイ!
アニメ『アルスの巨獣』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 懐かしさを感じる世界観
- 硬派な戦闘シーン
懐かしさを感じる世界観
画像引用元:アニメ『アルスの巨獣』より
本作では王道ファンタジー的な世界が描かれており、その中で現代のような独自のテクノロジーが発展した世界観になっています。
本作の主人公が無精ひげを生やした20代半ばの男性というのも渋く、チートスキルを有したなろう系主人公よりも好感が持てました。
アニメ全体の雰囲気が20年代初期に近いのも魅力的で、個人的には懐かしさを感じられて良かったですね。
こういう懐かしさを感じられるアニメは、もっと増えてほしいところです。
硬派な戦闘シーン
画像引用元:アニメ『アルスの巨獣』より
アニメ『アルスの巨獣』はド派手な戦闘というよりは、かなり硬派な戦闘シーンが描かれています。
他のアニメのように炎を使用したり、ビームを放ったりせず己の技量で戦っていて、前述した世界観に合っているように感じました。
本作にはカンナギとナギモリと呼ばれる人間が登場するのですが、戦闘では2人が一時的に合体して戦います。
それでも特殊な能力が使用できるようになるわけではなく、身体能力が向上する程度なので非常に僕好みの戦闘シーンに仕上がっています。
今は能力バトルがアニメ的に映えやすいということもあり、本作のような硬派な戦闘を描いてくれるアニメは少ないんですよね。
アニメ『アルスの巨獣』のここがダメ!
アニメ『アルスの巨獣』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。
マイナスポイント
- 戦闘シーンがあまり動かない
- 投げやりな最終話
戦闘シーンがあまり動かない
本作の戦闘シーン自体は好みなのですが、肝心の作画はあまり良くありません。
ここが非常に残念でした。
しっかり動いているのは1話くらいで、それ以降は少しずつ作画の枚数が減っていくのを感じます。
ただ、戦闘シーンを少しでも迫力を出そうという努力を感じる部分もあったため、そこは評価したいとろですね。
投げやりな最終話
画像引用元:アニメ『アルスの巨獣』より
本作の最終話はかなり投げやりで、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドです。
最終話でいきなり複数の新キャラが登場しますし、これまでの伏線が回収されずにエンディングを迎えます。
本作はアニメオリジナル作品になっており、原作のある作品よりも尺の調整がしやすいはずなので、もう少し良い締めくくり方があったのでは?と思ってしまいましたね。
俺たたエンドにしてもキリが非常に悪く、視聴後感も悪かったです。
アニメ『アルスの巨獣』の感想まとめ
作品全体の雰囲気は良かったと思います。
主人公に不快感がなく硬派な戦闘シーンが描かれている点も評価したいところです。
ただ、作画が1話をピークに悪くなっていきますし、最終回の俺たたエンドが微妙すぎました。
俺たたエンドの割に2期が来るような雰囲気もないので、視聴後感の悪さが後に引きます。
キャラクターは魅力的で良かったんですけどね…。
総合評価
アニメ『アルスの巨獣』の総合評価は「」です。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 硬派なバトルが描かれている作品を見たい
- 懐かしい作風の作品を探している
- 渋い主人公のアニメを見たい
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。