
当記事では、アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』が気になってるけど面白い?
- 『便利屋斎藤さん、異世界に行く』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『便利屋斎藤さん、異世界に行く』のあらすじ
今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。
職業"便利屋"の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいのモーロック。姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。元の世界で身につけた"便利屋"の経験を異世界で活かす。異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。斎藤さんは充実していた。

原作
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』の原作は、一智和智による漫画作品です。コミックウォーカーやニコニコ静画といったWeb媒体で、最新話を配信しています。
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』のここがイイ!
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- テンポの良いストーリー
- 斎藤を取り巻く恋模様
- 丁寧な作画
- 下品になりすぎない程度の下ネタ
テンポの良いストーリー
画像引用元:アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』より
本作は短いストーリーが4コマ漫画風に進む「グランドホテル形式」を採用しています。
1つのストーリーが数分でまとまっており、非常にテンポ良く進んでいくのでストレスなく視聴できました。
主人公以外のキャラクターからの視点でもストーリーが描かれていて、全てのキャラにスポットライトが当たっているのも良かったですね。
キャラもかなり個性的で、それを活かす土台となるストーリーもしっかりしているため、見ていて楽しいアニメだと思います。
また、アニメ後半では別々のストーリーで動いていたキャラが主人公のもとに合流し、グランドホテル形式から主人公視点のストーリーに変わるのも新鮮でした。
斎藤を取り巻く恋模様
画像引用元:アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』より
ラエルザは異世界転生してきた主人公・斎藤に恋心を抱いており、作中では恋心を隠しつつ斎藤と接していきます。
ストーリー全体が斎藤とラエルザを取り巻く恋模様にフォーカスされているので、ニヤニヤしながら視聴できました。
アニメのジャンルとしては異世界転生コメディなのですが、ラブコメディとしても楽しめる作品だと思います。
特に斎藤のことが絡むと、ラエルザが何かと必死になるのが良いですね。
作中で斎藤が現実世界に帰れる可能性が見出されると必死になって止めようとしたり、斉藤のことしか考えられなくなったりなど、一途な行動を取るラエルザは可愛かったです。
丁寧な作画
画像引用元:アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』より
本作は作画も丁寧です。
鬼滅の刃や呪術廻戦のようにヌルヌル動く訳ではありませんが、動かすべき場所はしっかり動かしています。
キャラクターの顔が崩れるといったこともなく、とにかく安定して描かれていたのは良かったですね。
特に女性キャラの表情は作画班の気合いが感じられ、ラエルザやラファンパンの可愛さが引き立っていたので、個人的にはここだけでも満足です。
下品になりすぎない程度の下ネタ
画像引用元:アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』より
本作は他のアニメよりも下ネタが多いのですが、不快感がない程度に抑えられていたので気にならずに視聴できました。
もちろん、下ネタの許容範囲は人それぞれなので、全ての人が気にならないとは言えません。
ただ、本作程度の下ネタ要素であればクスリと笑える程度に感じる人の方が多いと思います(特に男性)
下ネタ担当のモーロックの声優・チョーさんの演技がいい味を出していて、下ネタと演技が凄くマッチしていて面白かったですね。
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』のここがダメ!
後半にかけて重くなるストーリー
序盤はギャグ寄りのストーリー構成なのですが、中盤以降は重く暗いストーリーが展開されます。
個人的には下ネタを含めたギャグを中心にしていた方が作風に合っているように感じていたので、ここは少し残念でしたね。
ラエルザやモーロックなどの過去が掘り下げられること自体は良いのですが、基本はギャグテイストでやって欲しかったのが本音です。
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』の感想まとめ
アニメ視聴前は「よくある異世界転生ものかぁ〜」と思っていましたが、良い意味で期待を裏切られる作品でした。
登場キャラクターは多いものの、各キャラに活躍する機会が設けられていて「こいつ誰だっけ?」みたいな影が薄いキャラはいません。
4コマ漫画のようにテンポ良く進むストーリーも作風にマッチしており、サクサク視聴できたのも良かったです。
ただ、前述したように個人的にはシリアスなストーリーは不要と感じていて、コメディ特化にした方がもっと良かったというのが正直なところですね。
これは人それぞれ趣味嗜好が異なる点なので、仕方ありませんが…。

総合評価
アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』の総合評価は「」です。
異世界転生ものとしてはとても楽しめるアニメでした。
コメディテイストのアニメが好きなのであれば、まず楽しく視聴できるアニメのはずです。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 面白いギャグアニメを探している
- テンポの良いアニメを見たい
- コメディアニメにシリアス要素があっても気にならない
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。