当記事では、アニメ『ギルティクラウン』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『ギルティクラウン』が気になってるけど面白い?
- 『ギルティクラウン』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
『ギルティクラウン』の作品情報
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
あらすじ
時は、2039年。ここでは、10年前に突如発生したアポカリプスウイルスの蔓延によって、ロスト・クリスマスという大事件が発生し、日本はGHQの統治下に置かれる事になった。
世間やクラスメイトに冷たい視線を向ける男子高校生・桜満集は、周囲と距離を置きながら、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日の放課後、集は憧れの歌手・楪いのりに出会う。実は、いのりはGHQから日本を解放する為に戦うレジスタンス組織『葬儀社』のメンバーだったのだ。
いのりと、『葬儀社』の首領・恙神涯との出会いを機に、『葬儀社』と関わる事になるが、そんな最中に集は図らずも右腕に「王の能力」を宿す事になる。引用元:アニメ『ギルティクラウン』公式サイトより
主題歌
オープニングテーマ「My Dearest」
オープニングテーマ「The Everlasting Guilty Crown」
エンディングテーマ「Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜」
エンディングテーマ「告白」
原作
『ギルティクラウン』はオリジナルアニメなので原作はありません。
ただ、アニメを基にした内容が漫画化されています。
アニメ『ギルティクラウン』のここがイイ!
アニメ『ギルティクラウン』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
おもしろいポイント・見どころ
- OP・ED・BGMが素晴らしい
- 迫力のある戦闘シーン
OP・ED・BGMが素晴らしい
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
『ギルティクラウン』はとにかくOP・ED・BGMが素晴らしい。
オープニングは「supercell」と「EGOIST」が歌い、作中で流れるBGMは「澤野弘之」さんの作曲した曲です。戦闘シーンなどの盛り上がる展開で澤野さんの曲は、非常にテンションが上がります。
また、オープニングの『The Everlasting Guilty Crown』は、アニメ見視聴の方でも1度は聞いたことがあるくらい有名です。
『ギルティクラウン』の音楽を聴くためだけに、視聴するのもアリだと思うくらい素晴らしいです。
迫力のある戦闘シーン
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
主人公はヴォイドと呼ばれる「その人のコンプレックスや恐怖」を具現化した武器で戦うのですが、戦闘シーンの1つ1つに迫力があり見ごたえがあります。
例えばヴォイドを出現させるときの光や結晶、ロボットとの戦闘シーンでの爆発など、どこで一時停止しても作画がぶれません。
こればっかりは実際に見てもらうしかありませんね。
『ギルティクラウン』は2011年に放送されたアニメですが、当時でこのクオリティの作画で仕上げることができたのは素直にすごいと思います。
アニメ『ギルティクラウン』のここがダメ!
アニメ『ギルティクラウン』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。
マイナスポイント
- 優柔不断な主人公
- キャラクターに感情移入できない
- 後半のテンポが速い
- 設定に真新しさがない
優柔不断な主人公
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
『ギルティクラウン』の主人公である「桜満集」はとにかく優柔不断です。他のアニメのキャラクターで例えるなら、『エヴァンゲリオン』の碇シンジに近い感じですね。
ただ、僕は優柔不断な主人公が嫌いなわけではありません。優柔不断だとしても、貫く信念や理念があればそれでいいと思っています。
しかし、桜満集にはこれがありません。ナヨナヨしているし、判断力もないので周囲のキャラクターの意見にすぐに流されます。
主人公にイライラする人は少なからずいるでしょう。
キャラクターに感情移入できない
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
主人公を含め、ほとんどの登場キャラクターに感情移入できません。というのも、ストーリーを通じてキャラクターが何を考えているか分からないんですよね。
例えば、食料などの物資が不足している状況下で謎の文化祭を始めようとしたり、主人公が「寒川谷尋」というキャラの弟を殺して対立しても、あっという間に和解したりします。
文化祭の件については「物資は当面心配ないから~」といった理由を挙げていましたが、その後の展開で物資不足によるトラブルが発生したりと、シナリオが滅茶苦茶です。
僕は、キャラクターに感情移入することをアニメを楽しむ要素の1つと考えていますので、キャラクターが何を考えているのか分からないのは痛いですね…。
後半のテンポが速い
画像引用元:アニメ『ギルティクラウン』より
『ギルティクラウン』は1クールと2クールに分かれていますが、2クール目の後半のテンポが異常に速いです。
その結果、ラスボスとの最終決戦があっさりと終わってしまうし、キャラクターの退場のさせ方も雑になってしまっています。
一言でいうのであれば「広げた風呂敷をたたむのが下手」という感じですね。
僕は脚本家ではありませんし、アニメ制作にも携わったことがないので偉そうなことは言えませんが、素人目から見て「流石にもっとやりようがあっただろう…」と思ってしまいました。
設定に真新しさがない
少し気になったのが、設定に真新しさがないということ。
もちろん日本には数え切れないほどのアニメがあるわけですから、設定が被ってしまうのは仕方ないことだと思います。
ただ、オリジナル要素が1つもないと「どこかで見たことがあるなぁ」という既視感を覚えます。
僕としては『ギルティクラウン』にしかない要素が欲しかったですね。
アニメ『ギルティクラウン』の感想・評価まとめ
僕は「ギルティクラウンはつまらない」という口コミを知ったうえで視聴しましたが、酷評されている理由が分かりましたね。
主人公が優柔不断でイライラするのは言うまでもありませんが、シナリオのせいで主人公へのヘイトが集まる原因となっていると思います。
キャラデザイン・声優が豪華・作画が良いという、いつでも面白くなる要素があったはずなのに何故こうなってしまったのか…。
少し擁護しておくと、戦闘シーンは迫力があるので見る価値はあります。
シナリオやキャラの言動を気にしなければ、楽しめるのかもしれませんね。
総合評価:
アニメ『ギルティクラウン』の評価は「」です。
☆2と☆3で迷いましたが、キャラクターに感情移入できない点と後半のテンポの速さが僕の中で大きかったため、この評価となりました。
はっきり言ってしまうと、『ギルティクラウン』に似たような世界観のアニメは沢山ありますので、他のアニメを漁った方が良いと個人的には思います。
しかし、音楽と作画は今でも見劣りしない完成度だと感じましたね。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 作画が綺麗なアニメを視聴したい
- 迫力ある戦闘シーンを見たい人
本作が気になる方は、ぜひ視聴してみてください。