当記事では、アニメ『花咲くいろは』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『花咲くいろは』が気になってるけど面白い?
- 『花咲くいろは』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
作品情報
『花咲くいろは』のあらすじ
突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。
今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。
大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。そこで出会う人たち。花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。それは辛いことかもしれません。
でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。太陽に導かれるよう咲く花のようにいつか大輪の花を咲かせられるように……。
原作
『花咲くいろは』は、P.A.WORKSの制作するオリジナルアニメです。
原作はありませんが、千田衛人さんの作画でコミカライズ化されているので、漫画としても読むことができます。
アニメ『花咲くいろは』のここがイイ!
アニメ『花咲くいろは』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 仲居として働く主人公
- すれ違う緒花と孝一
- 民子と打ち解けていく緒花
- 美麗な作画
- 仕事シーンと学園シーンの塩梅
仲居として働く主人公
画像引用元:アニメ『花咲くいろは』より
本作の主人公・松前緒花は、母親の夜逃げによって家を追い出され、祖母の経営する旅館「喜翆荘(きっすいそう)」で仲居見習いとして働くことになります。
当初はしぶしぶ仲居として働いていきますが、喜翆荘で働く鶴来民子や押水菜子などの同級生、年上の従業員と関わって心身ともに成長していく…そんな様子が丁寧に描かれているアニメです。
旅館で働いていることからお仕事アニメとしての側面が強く、かなり見ごたえがありましたね。
旅館仲間を通してのコミュニケーションの取り方や心理描写がリアルで、「それ言われたらそんな反応するよね」みたいなリアリティがある点は非常に良かったと思います。
また、物語後半に行くにつれて主人公の喜翆荘に対しての想いに変化が生じたり、仲居という仕事にやりがいを見出したりなど、心境の変化も見ていて感情移入しやすい要素になっていました。
やはり、心理描写が丁寧だとキャラの感情が惜しみなく伝わって良いですね。
すれ違う緒花と孝一
画像引用元:アニメ『花咲くいろは』より
緒花の同級生・種村孝一は、緒花に対して好意を抱いています。
祖母の旅館で働くために東京を離れると聞いた孝一は緒花に告白をしますが、今まで友達として接してきた緒花は何と答えていいか分からず、具体的な返事ができないままになってしまいます。
緒花に対して一途な想いを抱く孝一。
孝一に対しての恋心を自覚できない緒花。
友達なのか恋人なのか分からない、ふわふわとした関係が続き、2人の心にすれ違いが発生するという点はラブコメディーとして面白いと思いました。
最終的に緒花は、孝一に自身の想いを伝えるわけですが、そこに行き着くまでの過程は見どころの1つと言えるはずです。
民子と打ち解けていく緒花
画像引用元:アニメ『花咲くいろは』より
同じ旅館で働く民子は、空気の読めない緒花に対して辛辣な言葉をかけます。
それこそ出会った直後は「○ね」などのキツイ言葉を発しており、かなり酷い有様だったのですが、前向きで明るい性格の緒花を少しずつ受け入れていきます。
主人公だけではなく、周囲のメインキャラにも成長が見られるという点は非常に良かったですね。
最初は「嫌なやつだなぁ」と思っていましたが民子なりに緒花のために行動したり、意外と乙女なところもあったりして、最終回を迎えるころには本作には欠かせないキャラの1人だと思えるようになりました。
美麗な作画
画像引用元:アニメ『花咲くいろは』より
本作を通じて思ったことは、マジで作画が綺麗ということです。
キャラクターの動きや表情が滑らかであるという点はもちろん、どんなシーンでもキャラが生き生きしています。
原案は岸田メル先生が担当しているということもあって、キャラデザインも最高!
女性キャラクターは特にかわいかったですね。
また、本作は石川県金沢市にある湯涌町が舞台になっており、作中では実際にあるお祭り「ぼんぼり祭」の様子が描かれています。
ぼんぼり祭りの風景もめちゃくちゃ綺麗なので、アニメを見るなら注目してほしいポイントです。
仕事シーンと学園シーンの塩梅
画像引用元:アニメ『花咲くいろは』より
本作は「仕事シーン」と「学園シーン」の塩梅も絶妙です。
前述したとおり、緒花は旅館で働いているので仕事シーンが多いのですが、学生という立場を忘れさせない程度に学園シーンも描かれています。
割合でいえば仕事シーンの方が圧倒的ではあるものの、学園祭や修学旅行などの学生ならではイベントがあり、青春の1ページを覗いているような描写があったのは良かったですね。
単純にエピソードとして盛り上がりますし、日常アニメとしての側面を感じさせてくれます。
アニメ『花咲くいろは』の感想まとめ
アニメ『花咲くいろは』を一言でまとめると、クオリティの高い日常系お仕事アニメです。
旅館で働いていく中で成長していく主人公は魅力的でしたし、初登場時に好きではなかったキャラクターも話数が進んでいくと、好きになっていきました。
ストーリーが面白いのは言うまでもありませんが、それだけに最終回を迎えたときの喪失感も凄まじかったですね。
キャラは魅力的でストーリーも良い。定期的に見直したくなるようなアニメです。
総合評価
アニメ『花咲くいろは』の総合評価は「」です。
ゆるふわな日常系アニメも良いですが、お仕事系アニメでしか味わえないような見ごたえがあります。
花咲くいろはの場合は、日常系アニメとしての要素もあって、お互いの良い要素が詰まっていたのが良かったのかもしれません。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- お仕事系のアニメが好き
- 作画が綺麗なアニメを探している
- 可愛いキャラが登場するアニメを見たい
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。