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【感想・評価】アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』は面白い?作画の酷い部分が目立つが…。

冰剣の魔術師が世界を統べる

画像引用元:アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』より

あぽろん
あぽろん
どうもー、あぽろんです。

当記事では、アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。

ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。

  • アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』が気になってるけど面白い?
  • 『冰剣の魔術師が世界を統べる』はどんなアニメ?
  • 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?

上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。

「良かった点」「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。

作品情報

『冰剣の魔術師が世界を統べる』のあらすじ

―――世界最強と謳われる“冰剣(ひょうけん)の魔術師”―――その称号を受け継いだ少年・レイ=ホワイトは強大すぎる自身の力に苦悩し、極東戦役を収めたのを最後に、深い心の傷と共に戦場から姿を消した……。

時は流れ、3年後。世界中からエリート魔術師が集まるアーノルド魔術学院に入学したレイ。学院始まって以来、初めての一般家庭出身(オーディナリー)である彼を待っていたのは、貴族出身の魔術師からの侮辱と軽蔑の眼差し。

そして、学院で出会ったかけがえのない仲間をも巻き込む数々の陰謀だった。今、最強魔術師の友情と波乱に満ちた学園生活が幕を開ける。

あぽろん
あぽろん
アニメジャンルは「なろう系」「SF/ファンタジー」「超能力/魔法」です

原作

このアニメの原作は『冰剣の魔術師が世界を統べる 世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する』というライトノベル作品です。

元々は「小説家になろう」で連載されており、2020年7月に講談社ラノベ文庫から刊行。

2020年6月にはコミカライズ版として漫画も販売されました。

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』のここがダメ!

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。

マイナスポイント

  • 作画が絶望的
  • 既視感のあるキャラクター
  • テンプレ展開

作画が絶望的

はっきり言って、このアニメの戦闘シーンはほとんど動きません。

戦闘シーンが見どころといえるバトルアニメにおいて、作画が悪いのは致命的ですね。

じゃあ戦闘シーン以外は良いのかと言われると、それも微妙で常に不安定でチープな作画が続きます。

コミカライズ漫画の方は癖は強いものの、力のある絵柄で気に入っていたのですが、アニメの方は全く絵柄が寄せられておらず作画も悪いという悲しいことになっています。

既視感のあるキャラクター

本作に登場するキャラクターは、みんなどこか既視感のあるデザインをしています。

「君、他のアニメにいなかった?」と質問したくなりましたね。

もちろんアホみたいな数のアニメがある中で、全く既視感のないキャラデザを考えろというのが難しいのは理解していますが、それ考慮しても新鮮味がなさすぎです。

キャラクターに関しても魅力が薄いと言わざるを得ません。

テンプレ展開

本作は、他のなろう系アニメからコピペしたようなストーリー展開が続きます。

例を挙げると…

本作の主人公・レイ=ホワイトは、世界最強の「冰剣の魔術師」としての実力を隠しながら、アーノルド魔術学院に入学。

一般家庭出身のレイは血統至上主義のアーノルドに目の敵にされてしまい、実力を発揮して打ち負かす。

といった感じです。

見てわかる通りよくあるやつですね。

もちろん、ある程度の面白さが担保されているからテンプレ化されるわけなので、テンプレが悪いとは言えません。

ただ、ここまでテンプレ通りだと新鮮な驚きがないため、本作ならではの展開が欲しかったというのが正直なところです。

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』のここがイイ!

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。

面白いポイント・見どころ

  • 一時的に最強になれる主人公
  • アニメ演出

一時的に最強になれる主人公

冰剣の魔術師が世界を統べる2

画像引用元:アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』より

前述したとおり、主人公のレイは周囲に実力を隠しているのですが、本人が能力を発揮できるのはほんの一時的という設定になっています。

これは本人の技量の問題らしく、作中で苦戦を強いられるシーンもたびたびありました。

自身が扱える能力に制限があり、完全に俺TUEEEというわけではない点は良かったと思いますね。

また、レイが能力を解放したときに目のハイライトが消えるのは純粋にカッコよかったので気に入っています。

アニメ演出

作画が悪かったのに対して、アニメ演出自体はとても良かったと思います。

例えば、

  • OPとEDの入り方
  • タイトル回収すると同時にアイキャッチを挟む
  • 主人公が真の力を発揮した時に主題歌挿入

などなど、作画はお世辞にも良いとは言えませんが、演出については神アニメのそれです。

あぽろん
あぽろん
監督のセンスが光る演出が多かったです

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』の感想まとめ

アニメ演出はとても良いので、作画の悪さが足を引っ張っているアニメだと思いました。

せめてバトルシーンの作画が良ければ、まだ見どころのある作品になったとも思いますね。

テンプレ展開は新鮮さがないというデメリットがありますが、前述した通りある程度面白い展開が望めるからテンプレになっているわけで、決して悪いことではありません。

その作品ならではの魅力を引き出せているのであれば、テンプレはありだと思っています。

ジャンプ系アニメの王道展開だって、使いようによっては大きく盛り上がるポイントになりますからね。

ただ、この作品の場合はそういった盛り上がるようなポイントがあく、よくあるなろう原作のアニメと同じ道を辿っています。

総合評価

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』の総合評価は「」です。

アニメ全体の雰囲気は嫌いではなかったので、作画やストーリーの完成度によってはもっと面白くなったと思います。

いろんな意味で勿体ないアニメでしたね。

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