当記事では、アニメ『寄宿学校のジュリエット』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『寄宿学校のジュリエット』が気になってるけど面白い?
- 『寄宿学校のジュリエット』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
作品情報
あらすじ
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
寄宿学校・ダリア学園には、2つの国の生徒が通っている。東和国とウェスト公国。隣り合う両国は敵対関係であり、学園においてもその関係は変わらない。
そのせいで、東和国の1年生リーダー『犬塚露壬雄』は恋に悩んでいた。長年の想い人は……敵国ウェスト公国の1年生リーダー『ジュリエット・ペルシア』。悩みに悩んだ末、告白の決意を胸に犬塚が動き出す!
引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』公式サイトより
主題歌
オープニングテーマ「Love with You」
エンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」
原作
『寄宿学校のジュリエット』は金田陽介による漫画作品です。
主要人物を紹介
犬塚 露壬雄(いぬづか ろみお)
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
本作の主人公。ダリア学園の「黒犬の寮」に所属し、1年生のリーダーを務めている。
大柄な体格の持ち主で、学園にある石像を引き抜いて振り回すほどの怪力を持ち合わせているが、泳ぎに関してはカナヅチ。
ウェスト公国の1年生リーダー「ジュリエット・ペルシア」に恋心を抱いており、アニメ第1話で告白。その後は、秘密裏に交際を始め、2人で協力しながら困難に立ち向かう。
ジュリエット・ペルシア
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
本作のヒロイン。ダリア学園の「白猫の寮」に所属し、1年生のリーダーを務めている。
ウエスト公国の貴族の娘で、女性は爵位を得ることができないという貴族制度を変えることを目指している。
ダリア学園の1年生リーダーである露壬雄から「お前と一緒にいられるなら、こんな世界変えてやる」と告白され、これを受け入れた。
狛井 蓮季(こまい はすき)
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
ダリア学園の「黒犬の寮」に所属する女子生徒。
元気で明るい性格をしており、幼馴染の露壬雄に好意を寄せている。
露壬雄がジュリエットと交際していることを知ってからも、複雑な気持ちを押さえつつ彼をサポートしている健気な子。
シャルトリュー・ウェスティア
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
ダリア学園の「白猫の寮」に所属する女子生徒。
ウェスト公国の王女で、ワガママな要求やドS発言をすることから「タイラント・プリンセス」と恐れられている。
しかし、ワガママな要求をするようになったのは、周囲の人間が自分のご機嫌取りをするのに嫌気がさしたからであり、根は良い子。
アニメ『寄宿学校のジュリエット』のここがイイ!
アニメ『寄宿学校のジュリエット』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
おもしろいポイント・見どころ
- 「世界を変える」ことを目指すラブコメディ
- ジュリエットに一途な主人公
- 魅力的なキャラクター
- 丁寧な心理描写
- ギャグ・シリアスお色気シーン・のバランス
「世界を変える」ことを目指すラブコメディ
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
主人公「露壬雄(ろみお)」の所属する東和国、ヒロイン「ジュリエット」の所属するウェスト公国は平和条約を結んではいるものの実際は一触即発の状態。
このような国家情勢で両国のリーダーである2人の恋が成就するはずはなく、露壬雄は「お前と一緒にいられるなら、こんな世界変えてやる」とジュリエットに告白します。
つまり『寄宿学校のジュリエット』は「恋の成就」と「世界を変える」の2つを目指す物語ということになりますね。
普通のラブコメディであれば恋が成就しておしまいですが、世界を変えるという目標を増やすことで新鮮味が増しています。
また、2人が恋仲であることがバレてはいけないという緊張感も、作品の面白さに拍車をかけているように感じました。
ジュリエットに一途な主人公
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
主人公の「露壬雄(ろみお)」は、同じ寮の「狛井蓮季」に好意を寄せられるのですが、彼女に配慮しつつもジュリエットへの愛を貫いています。
最初から最後までジュリエットに一途な主人公は好感が持てますし、ジュリエットのことを考えての行動が空回りしてしまう様子を見ていると、二人の恋を応援したくなります。
魅力的なキャラクター
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
『寄宿学校のジュリエット』に登場するキャラクターは、1人1人がとても魅力的です。
ヒロイン・サブヒロインはもちろん、視聴者のヘイトを集める損な役回りをするキャラクターもギャグ調の強いシナリオのおかげで、なんだか憎めないキャラクターに仕上がっています。
物語を面白くする要素として、魅力的なキャラクターは必要不可欠ですよね。
『寄宿学校のジュリエット』はキャラクターの個性に合った声優が担当し、魅力を最大限に引き出せているので楽しく視聴できます。
丁寧な心理描写
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
アニメ『寄宿学校のジュリエット』は、心理描写がとても丁寧に描かれています。
いくつか例を挙げると、以下のような感じですね。
文武両道で一見完璧のように思えるジュリエットが女の子としての弱さを見せるシーン(6話)
複雑な気持ちを抑えつつ露壬雄をフォローする蓮季(11話)
さらに声優の演技もあって、キャラクターの感情が直に伝わってきます。
12話という限られた話数でこれだけ丁寧にアニメを作ってくれたのなら原作ファンは満足でしょう。
ギャグ・シリアス・お色気シーンのバランス
画像引用元:アニメ『寄宿学校のジュリエット』より
『寄宿学校のジュリエット』は、ギャグ・シリアス・お色気シーンのバランスが絶妙です。
比率で表すなら「6:2:2」くらいでしょうか。
シリアスな展開が来ても雰囲気は重くなり過ぎず、すぐにギャグ調に戻るため安心して見ていられます。
本作はあくまでギャグ調のラブコメディが主役ですので、シリアス要素お色気シーンが控えめになっているのは良い塩梅だと思いました。
アニメ『寄宿学校のジュリエット』で気になったところ
はっきり言ってしまうと、特にマイナスポイントはありません。
強いて挙げるのであれば、アニメ視聴後に原作漫画に手を伸ばしてしまうところでしょうか。
ちなみに僕は買ってしまいました。後悔はしていません。
アニメ『寄宿学校のジュリエット』の感想・評価まとめ
ラブコメディジャンルのアニメとしては、非常にクオリティの高いアニメです。
『ロミオとジュリエット』が題材になっているということもあり王道で分かりやすいストーリーになっていますし、主人公も一途なので男性・女性を問わず楽しめる作品です。
登場キャラクターもコミカルなので、不快感がなく心理描写も丁寧。
ギャグ&シリアスな展開が多い本作との相性も良いですね。
ラブコメディが好きな人なら、絶対に視聴しておきたい作品です。
総合評価:
アニメ『寄宿学校のジュリエット』の総合評価は「」です。
萌え要素・ギャグ調のラブコメディが好きなら、間違いなく面白いと思える作品でしょう。
僕個人としては文句なしのアニメでした。
ただ、どんなアニメでも人によって好き嫌いが分かれるので、僕が「めちゃくちゃ面白かった!」と言っても、あなたは「めちゃくちゃつまらなかった」と感じることも十分に考えられます。
ですので、まずは自分で視聴して見るのが一番ですね。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 原作を読んでいる人
- 王道ラブコメディが好きな人
本作が気になる方は、ぜひ視聴してみてください。