当記事では、アニメ『魔法戦争』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『魔法戦争』が気になってるけど面白い?
- 『魔法戦争』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
『魔法戦争』の作品情報
画像引用元:アニメ『魔法戦争』より
あらすじ
七瀬武はちょっと暗い過去を持ってはいるが普通の高校生だ。
良く言えば真面目、悪く言えば根暗というのが周囲からの評価。とある事情から幼馴染みの五十島くるみと嘘の恋人関係を築いていて、また過去の過ちから、弟の月光や家族とは険悪な関係が続いているが、それ以外は普通の生活を送っていた。
しかし、ある日彼は校内で、見たことのない制服を着た少女・相羽六が倒れているのを発見する。彼女との出会いにより、武達の運命は大きく揺さぶられ、そして変化していくのだった。
「わたしは、魔法使いなの。ごめん……あなたを魔法使いにしてしまった」
2つに分かれた世界でいくつもの精神が交差する!
引用元:アニメ『魔法戦争』公式サイトより
主題歌
オープニングテーマ「閃光のPRISONER」
エンディングテーマ「Born to be」
原作
『魔法戦争』の原作はスズキヒサシによる小説(ライトノベル)です。
アニメ『魔法戦争』のここがダメ!
まずは、アニメ『魔法戦争』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。
マイナスポイント
- ツッコミどころが多すぎる
- 低クオリティな作画
- 意味不明な最終回
ツッコミどころが多すぎる
画像引用元:アニメ『魔法戦争』より
アニメ『魔法戦争』は、あまりにもツッコミどころが多すぎます。
例を挙げると以下のとおり。
・竹刀で大剣の攻撃を受け止める→竹刀丈夫すぎるだろ
・銃で撃たれても動じない主人公→強い(確信)
・魔法の特訓なのに竹刀を振ってるだけ→それ意味あるの?
・足が不自由な弟→後半は普通に歩いてる
・伊田の妹が連れ去られる→解決することなく最終回
サッと挙げるだけでも、こんな感じですね。
上記のようなこともあって、本編の内容が全く入ってきません。
また、伏線があるわけでもなく唐突に後付け設定がやってくるので、結果としてシナリオが薄っぺらいくなっているのも問題です。
原作がどうなっているのかは未読なので分かりませんが、もっと丁寧に作り込めなかったのかなとは感じました。
低クオリティな作画
画像引用元:アニメ『魔法戦争』より
ツッコミどころが多いのは置いておくとして、作画が低クオリティであるという点もなかなか問題です。
『魔法戦争』はファンタジー・魔法バトルものですので、作画さえよければ最低限の見どころはあったのですが、残念ながら作画のクオリティも低い。
バトル回どころか日常回でも作画が怪しいところがあるため、「ああ、予算がなかったんだろうな…」と察することができます。
意味不明な最終回
画像引用元:アニメ『魔法戦争』より
『魔法戦争』の本当にヤバいところは、意味不明な最終回です。
何がヤバいかというと、敵対勢力との決戦中に主人公が過去に飛ばされてしまい、そのまま放送が終了するという点です。
何を言っているかわからないと思いますが僕も分かりません。もはやポルナレフ状態です。
過去に飛ばされた主人公は「…んだよ、意味が分かんねぇ」とつぶやきますが、それはこっちのセリフだ!と言いたくなりましたね。
最終回を見たあとに調べてみたところ、どうやら原作にないアニメオリジナルな展開らしく、なぜこのような展開になったのかは不明。
こんな展開にするくらいなら、アニメ最終回のテンプレ「俺たちの戦いはこれからだ!」にしておけば丸く収まったはずです。
ここまで酷い最終回は珍しいですね。
アニメ『魔法戦争』のここがイイ!
アニメ『魔法戦争』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します
声優が豪華
アニメ『魔法戦争』で唯一オススメできるところは、声優が豪華であるということです。
主要キャラとキャストをまとめると、以下のとおり。
主要キャラクター | キャスト |
七瀬 武 | 宮野真守 |
相羽 六 | 東山奈央 |
五十島 くるみ | 瀬戸麻沙美 |
伊田 一三 | 鈴村健一 |
このように声優に関してはかなり豪華です。
…というか、声優のギャラだけで予算を使い果たしたのではないか疑いたくなりますね。
アニメ『魔法戦争』の感想・評価まとめ
このアニメを一言でいうと、声優が豪華なク〇アニメといった感じですね。あまりにもツッコミどころが多すぎます。
「内容がダメなら作画で勝負!」ということもできないので、どこに面白さを見出せばいいのか分かりません。
僕は途中でアニメを投げ出したくない主義なので最後まで視聴しましたが、声優さんは大変だなぁという感情が9割を占めていましたね。
ただ、世界観というか設定自体は良かったとは思いますよ。うまく調理できていなかっただけで…。
総合評価:
アニメ『魔法戦争』の総合評価は「」です。
最終回のインパクトが悪い意味で強く、評価が底に落ちました。
あの最終回がなければ「」くらいにはなったのかな?と個人的には感じています。
また、キャラクターの行動・言動も違和感があり、何を考えているのか分からないという点も目立つため、このアニメを見て楽しめるのはごく一部でしょう。
ファンタジー・魔法バトルが見たいのなら、他のアニメがオススメです。