当記事では、アニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『お隣の天使様』が気になってるけど面白い？
- 『お隣の天使様』はどんなアニメ？
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ？
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『お隣の天使様』のあらすじ
進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。
原作
アニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の原作は、佐伯さんによるライトノベルです。
元々は「小説家になろう」で2018年12月から連載されていたWeb小説で、現在はGA文庫（SBクリエイティブ）から刊行されています。
アニメ『お隣の天使様』のここがイイ！
アニメ『お隣の天使様』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 懐かしさを感じるストーリー
- 石見舞菜香さん演じるヒロイン
懐かしさを感じるストーリー
画像引用元：アニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』より
本作は主人公・藤宮周が、雨の中で傘を刺さずに佇むヒロイン・椎名真昼に傘を貸すところから始まります。
傘を刺さずに帰宅したため、風邪を引いてしまう藤宮。藤宮の看病に来た真昼とぬくぬくとした関係が続いていく…というストーリーです。
もはや使い古されたような展開ではありますが、良い意味で懐かしさを感じさせてくれました。
その他にも、
- ヒロインは天使様と呼ばれるほどの美少女
- 主人公と隣の部屋に住んでいる
- 高校生なのにどちらも一人暮らし
といったお約束的な展開が多く、2000〜2010年代くらいのアニメ・ゲームの雰囲気があります。
だからこそ展開は読めてしまうのですが、王道ラブコメディが好きな方で有れば楽しめるアニメのはずです。
石見舞菜香さん演じるヒロイン
画像引用元：アニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』より
ヒロインの椎名真昼は石見舞菜香さんが演じているのですが、マジでピッタリな配役だったと思います。
石見さんの透き通っていて、なおかつ儚さを感じる声は椎名真昼というキャラクターにマッチしていました。
まさに天使様という感じです。
王道ラブコメディということもあり、真昼がデレたりするシーンでは石見ボイスの良さが存分に発揮されていましたね。
アニメ『お隣の天使様』のここがダメ！
アニメ『お隣の天使様』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。
マイナスポイント
- 主人公の態度が癪に障る
- 手抜き作画が多い
- キャラデザがパッとしない
主人公の態度が癪に障る
これは本当に個人的な意見なので軽く流してほしいのですが、主人公・藤宮の態度が癪に障ります。
主人公は高校1年生の思春期真っ只中。
恋なり性的なことなりに興味あるのが普通なのに、作中では「色恋に興味ありません」みたいな態度を取っているため、好きになれませんでした。
要するに、性格にひねくれているところがあるということですね。
「思春期は性格がひねくれやすい」と言われたらその通りなのかもしれませんが、これはアニメなので共感・好意が持てない主人公というのは痛いです。
あとは『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』というタイトルについてなのですが、割とタイトル詐欺ですね。
藤宮は椎名と関わる前から部屋は散らかっており、不摂生な生活をしている有様なので最初から駄目人間だと思います。
手抜き作画が多い
本作は「作画が良いシーン」と「作画が悪いシーン」の差が酷く、場面によっては手抜きに感じる部分がありました。
たとえば、ヒロイン・椎名真昼の顔がアップになるシーンは熱量を感じる良い作画なのですが、キャラ全体が映る引き描写だとかなり怪しい作画チラホラ見られます。
服のデザインの細部が前のカットと違っていたり、顔のバランスや頭身がおかしかったりなどそこそこ酷いです。
ただ、前向きに捉えればヒロインが映る大事なところは力を入れ、注目されにくいところは力を抜いてコストをカットしているとも言えます。
視聴者に見せるべき場所を理解しているというのは、評価しても良い点と言えるでしょう。
キャラデザがパッとしない
本作に登場するキャラクターについてですが、ほぼ全員がどこかで見たことがあるようなキャラデザをしています。
要するに、新しいアニメとしての新鮮がありません。
もちろん、この世にはたくさんのアニメがあるので、何も被らないというのは無理があるでしょう。
ただ、本作の場合はそれを考慮したとしても個性が少なすぎるように感じます。
複数のアニメのキャラクターを混ぜて黒シルエットにし、クイズを出したら恐らく本作のキャラを当てられません。
もう少し凝ったキャラデザにしても良かったのではないでしょうか。
アニメ『お隣の天使様』の感想まとめ
ラブコメディとしては王道的なストーリーが続きますが、ヒロインは和数が進むごとに可愛くなっていきますし、砂糖をまぶしたような甘い展開もあって良かったと思います。
椎名を演じた石見舞菜香さんの声と演技に救われましたね。
ただ、作画崩壊とまではいかないものの、少し顔が崩れるような怪しい作画が多かったのでどうしても気になりましたね。
コスト的な問題なのか、納期的な問題でこうなったのかは分かりませんが、もっと丁寧に書いてほしかったというのが僕の正直な感想です。
円盤の方で怪しい作画が修正されることを期待しましょう。
総合評価
アニメ『お隣の天使様』の総合評価は「」です。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり！
- 甘々なラブコメディを見たい
- 2000～2010年代のアニメの雰囲気が好き
- 声優の石見舞菜香さんが好き
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。
