当記事では、アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『ツンリゼ』が気になってるけど面白い?
- 『ツンリゼ』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『ツンリゼ』のあらすじ
「ツンが強い!ツンが強いぞ、リーゼロッテ!」王太子であるジークヴァルトは突然聞こえた神の声に困惑した。神曰くジークヴァルトの婚約者・リーゼロッテは“ツンデレ”で、“破滅”の未来を迎えるらしい......?
彼女のキツめの言動は、全て照れ隠し!?神が解説する彼女の本心が可愛くて一人悶えるジークヴァルトは、知る由もなかった。実は神の正体が、ゲーム実況と解説をするただの高校生だと......。
乙女ゲーム『まじこい』で遊んでいた自分たちの声が、突然、ゲームの攻略対象キャラ・ジークヴァルトに届くようになった“神”こと実況の遠藤くんと解説の小林さん。2人は、どのルートを選んでも破滅を迎えるリーゼロッテを救うべく、ときに的確に、ときにリーゼロッテの“ツンデレ”に悶えながら、ジークヴァルトに実況と解説を届けていく。
神託(※ゲーム実況)を頼りに婚約者を救え!隠したい本音がダダ洩れな悪役令嬢のバッドエンド回避なるか!?現実の高校生の実況と解説が、乙女ゲームに“神の声”として届く!?リアルとゲーム世界が交差する、ファンタジー・ラブストーリー。
原作
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』の原作は、恵ノ島すずさんによるライトノベルです。
元々は「小説家になろう」で連載されていましたが、カドカワBOOKSによって書籍化されました。
アニメ『ツンリゼ』のここがイイ!
アニメ『ツンリゼ』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- ゲームの登場人物と意思疎通
- ツンデレのリーゼロッテ
- 同時進行するラブコメディ
ゲームの登場人物と意思疎通
画像引用元:アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』より
本作は遠藤と小林がゲームの登場人物たちと意思疎通できるようになり、指示やアドバイスを出しながらハッピーエンドを目指す物語です。
通常のゲームでは報われない結末を迎えるリーゼロッテをハッピーエンドに導くべく、遠藤と小林は奔走していきます。
舞台設定がとても斬新で、報われない登場人物が救われていく過程が丁寧に描かれているのが良かったですね。
少しメタイ話ではありますが、ゲームプレイヤーである遠藤と小林が自然にキャラクター紹介できる点も素晴らしかったです。
これによって、登場キャラクターが多いアニメにありがちな「こいつ誰だっけ」みたいな状態を防げています。
また、本作はファンタジー要素の強いラブコメディなので、ゲームに干渉できる理由は伏せられたままだと思っていましたが、作中でしっかりと明かされます。
「リーゼロッテのゲーム側」と「遠藤たちの現実世界側」が交差した展開になるため、ストーリー自体も壮大なものに仕上がっていました。
ツンデレのリーゼロッテ
画像引用元:アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』より
ゲームにおいてリーゼロッテは悪役ポジションとなっており、ジークに対して厳しく当たっています。
これはジークへの好意の裏返しで、いわゆる”ツンデレ”と呼ばれるものなのですが、ゲームの登場人物であるジークはツンデレという概念を知りません。
そこでプレイヤーの遠藤と小林が”ツンデレ”を教えることで、ジークがリーゼロッテの魅力を知っていくきっかけになるのは面白かったですね。
ゲームのキャラクターに干渉できる設定がしっかり活かされています。
また、リーゼロッテの声優・楠木ともりさんの演技が素晴らしく、王道的なツンデレヒロインの魅力を引き立てていました。
同時進行するラブコメディ
画像引用元:アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』より
本作は遠藤と小林、ジークとリーゼロッテの2つのラブコメディが同時進行します。
ストーリー序盤は遠藤と小林がハッピーエンドを目指すために2人の恋をサポートしますが、後半はジークとリーゼロッテがサポートする立場に回ります。
どちらかの一方的に干渉するのではなく、お互いが支え合ってハッピーエンドに向かっていく様子は1つのドラマとして完成されており、見ごたえがありましたね。
遠藤側とリーゼロッテ側の双方のラブコメ描写をお粗末にせず、丁寧に描かれている点は評価したいです。
アニメ『ツンリゼ』のここがダメ!
作画が怪しい
「作画崩壊だ!」と騒ぐほどではありませんが、本作は作画が怪しい部分も目立ちました。
キャラクターがどこを見ているのか分からないシーンがあったり、顔のバランスが微妙におかしかったりなど気になる部分は多かったですね。
それでも、ヒロインのリーゼロッテの顔がアップになるシーンは可愛く描かれていた点は良かったと思います。
本作の見どころと言えるヒロインの描写はしっかりしていました。
ただ、制作会社である「手塚プロダクション」は原画の一部を中国に外注してコストカットしていると言われています。
コストカット自体は何の問題もないのですが、視聴者としては安定したクオリティで作品を完成させてほしいというのが本音です。
アニメ『ツンリゼ』の感想まとめ
舞台設定が斬新で、ラブコメディとして楽しめるアニメでした。
作画に怪しい部分があったものの、アニメの内容自体は良かったと思いますね。
ツンデレヒロインが好きな人であったり、少し変わったラブコメディを見たい人であれば楽しめるはずです。
できれば、円盤では作画の方が改善されていてほしいですね。
総合評価
アニメ『ツンリゼ』の総合評価は「」です。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- ラブコメディが好き
- ツンデレヒロインが大好き
- 少し変わった舞台設定のアニメを見たい
本作が気になる方はぜひ視聴してみてください。