当記事では、アニメ『絶対可憐チルドレン』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『絶対可憐チルドレン』が気になってるけど面白い?
- 『絶対可憐チルドレン』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
作品情報
『絶対可憐チルドレン』のあらすじ
21世紀、超能力者(エスパー)は増え続けていた。彼らは軍事、外交、経済等あらゆる分野で活躍し、国際競争の鍵を握っていた。しかし、最高ランクである超度7のエスパーは日本国内に三人しか確認されていなかった。その三人とは明石薫、野上葵、三宮紫穂で、いずれも10歳(物語開始時点)の少女であり、内務省特務機関超能力支援研究局・通称「B.A.B.E.L.(バベル)」においてチーム「ザ・チルドレン」として働いていた。
優秀な超能力研究者である皆本光一は、能力を見こまれてザ・チルドレンの現場運用主任となり、指揮官として数々のミッションを共に解決していく中で、チルドレンの信頼を得る。彼らに見守られながらチルドレンたちは成長していく。
引用:ウィキペディアより
原作
原作は椎名高志による漫画作品で、2004年から2021年にかけて連載されていました。
ストーリーは「小学生編」「中学生編」「高校生編」に分かれており、アニメでは小学生編が描かれています。
最終回およびOVAでは中学生編の一部が描かれていますが、本当にごく一部なので詳しく知るには原作を読む必要がありますね。
アニメ『絶対可憐チルドレン』のここがイイ!
アニメ『絶対可憐チルドレン』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 高レベルの小学生エスパー
- 軽快でテンポの良いギャグ
- コミカルの裏で描かれるシリアスな世界観
- 最悪の未来
- 原作者監修のOVA
高レベルの小学生エスパー
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
絶チルの主人公は「明石薫」「野上葵」「三宮紫穂」の3人の小学生エスパーで、彼女たちは最高レベルの"7"に位置します。
その強力な能力では小学校に通うことができず、犯罪の防止と調査を行う特務エスパーチーム「ザ・チルドレン」に所属。
ザ・チルドレン主任の皆本とともに、肉体的にも精神的にも成長していく様子が丁寧に描かれています。
本作でポイントになるのは、前述した皆本の存在ですね。
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
感受性豊かな思春期を特務エスパーとして過ごしてきた彼女たちには、それぞれ精神面に問題があるのですが皆本は3人の良き理解者として、ときには保護者の代わりとして接していきます。
そんな皆本に恋心に似た感情を抱くようになる過程、3人との関係性は非常に見ごたえがありました。
ちなみに、同じ超能力ものの作品で『とある魔術の禁書目録』がありますが、原作は絶チルの方が古いので超能力アニメ・漫画にレベル制を設ける土台を作った作品と言えるでしょう。
軽快でテンポの良いギャグ
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
前述したように、絶チルの世界観はかなりシリアス寄りなのですが、全体的に軽快でテンポの良いギャグシーンが描かれています。
中には有名漫画のパロディネタなどもあり、漫画やアニメを見ている人には笑いどころも多いです。
特にシリアスとギャグの塩梅が良かったですね。
シリアスな展開のときは、しっかりシリアスな雰囲気を徹底しているので、その場その場のシーンを楽しめます。
コミカルの裏で描かれるシリアスな世界観
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
物語の舞台はエスパー(超能力者)の人口が増加傾向にある21世紀の日本。
『絶対可憐チルドレン』の世界では、エスパー(超能力者)が総人口の5%にまで増加し、エスパーに対する迫害・偏見で溢れています。
たとえば、エスパーは一定のレベルを超えると学校に通えなかったり、娯楽施設の入場を制限されるなど世界観だけ見ればかなりシリアス寄りです。
実際に視聴してみて「現実世界にエスパーがいたらこうなるだろうな」と思わされるようなリアルな作り込みを感じる作品でしたね。
戦闘シーンに関してもギャグ要素が多い戦闘、生死のかかったシリアスな戦闘のON・OFFもしっかりされていて、物語に入り込める点も良かったと思います。
最悪の未来
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
本作にはレベル7の予知能力を持ったイルカ・伊-九号が登場します。
伊-九号は皆本に対して、1つの予知を伝えます。
それは「エスパー犯罪者組織『P.A.N.D.R.A(パンドラ)』を率いる薫を皆本が射殺する」という最悪の未来。
皆本はこの最悪の未来が変わるように奔走していきますが、的中確率は少しずつ上昇していきます。
今は何も知らず元気に過ごす薫が将来、エスパー犯罪組織を率いることになるというギャップや希望と絶望の狭間にいる感覚がこのアニメの面白さだと思いますね。
もちろん、この未来は予知でしかありません。
どうなるのかは原作でもまだ描かれていませんが、薫の未来はこの作品の大きなポイントなので注目してほしいです。
原作者監修のOVA
画像引用元:アニメ『絶対可憐チルドレン』より
絶チルのアニメには「原作者監修のOVA」があり、中学生編のオリジナルストーリーが展開されます。
OVAのストーリーは、殺し屋組織『ブラック・ファントム』によって皆本が洗脳されてしまい、チルドレンたちと対立してしまうというもの。
アニメにOVAがあるのは決して珍しくないのですが、大体は日常回で終わったりするので、シリアス寄りのストーリーになっているには個人的に嬉しかったですね。
チルドレン3人が中学生になっているということもあって、精神面に成長が見られ、声優さんもしっかり演じ分けしているのも良いと思いました。
アニメ『絶対可憐チルドレン』の感想まとめ
超能力アニメとしてはもちろん、ギャグアニメとして見ても楽しめる作品です。
登場するキャラクターは魅力的ですし、単純にストーリーも気になるポイントが多くて全51話があっという間でした。
メリットには挙げませんでしたが戦闘シーンの作画も良いので、超能力バトルが好きな人が見ても楽しめる作品だと思います。
総合評価
アニメ『絶対可憐チルドレン』の総合評価は「」です。
正直、マイナス要素の見つからない完成度の高い作品だと感じました。
それこそ定期的に見直したいと思えるほどに…。
アニメ『絶対可憐チルドレン』はU-NEXTで視聴できますので、気になる方は視聴してみてください。
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