当記事では、アニメ『DARKER THAN BLACK』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『DARKER THAN BLACK』が気になってるけど面白い?
- 『DARKER THAN BLACK』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
作品情報
『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』のあらすじ
解析不可能な異常領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」の出現により、本当の"空"を失った東京。
それと呼応するように現れたのは、特別な能力を身につけた者たちだった。
能力を得る代償として、人間らしい感情が希薄になり、人を殺めることさえ冷徹に行う彼らを、人々は畏怖を込め、「契約者」と呼んだ。
主題歌
前期OPテーマ「HOWLING」
後期OPテーマ「覚醒ヒロイズム」
前期EDテーマ「ツキアカリ」
後期EDテーマ「Dreams」
原作
DARKER THAN BLACKに原作はありません。
ただ、キャラクター原案者の岩原裕二さんが第1期後のストーリーを漫画で描いています。
アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』のここがイイ!
アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 契約者の能力バトル
- 厨二要素だらけの主人公
- 契約者と対価
- 2話完結のシナリオ構成
- 人間と契約者の対比
契約者の能力バトル
画像引用元:アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』より
アニメ『DARKER THAN BLACK』には、「契約者」と呼ばれる特殊能力を持つ人間が登場します。
本作ではこの契約者同士のバトルが繰り広げられるのですが、2007年に制作されたアニメとは思えないくらい戦闘シーンの作画が素晴らしいです。
キャラクターの動かし方や表情、能力の描写など今のアニメでも余裕で通用すると思いますね。
また、契約者の能力も個性の強いものばかりですので、他の能力バトルアニメを見ている方でも新鮮な気持ちで視聴できるでしょう。
バトルアクションや能力バトルが好きな方であれば、間違いなく楽しめる作品です。
厨二要素だらけの主人公
画像引用元:アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』より
本作の主人公・黒(ヘイ)には、厨二要素が山ほど盛り込まれています。
- 謎の組織に所属している
- 白い仮面と黒いコートを着用
- ワイヤーアクション
- 戦闘映えする能力
こんなの中学生男子が見たら、間違いなくこじらせますよ。
仮面と黒いコートを着用しながらワイヤーアクションして、超能力を使用するとかカッコよすぎるでしょって話です。
まさに男のロマンを詰め込んだような設定の主人公ですね。
また、謎に包まれている主人公の過去や目的などは作中でしっかり語られていますので、黒のバトルシーンはもちろんのこと、彼の行動も見どころの1つと言えるでしょう。
契約者と対価
画像引用元:アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』より
特殊能力を使える契約者ですが、能力を使用したあとは「対価」を支払わなければならないという設定あります。
何かを得るには何かを支払わなければならないということですね。
契約者が支払う対価には、老化や若返りなどの自動的に支払われるものから、歌を歌うことや野草を食べる等の強迫観念に駆られて行動するものまで様々です。
この「対価」という設定がキャラクターの個性を強める要因になっており、とても斬新で面白かったです。
2話完結のシナリオ構成
画像引用元:アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』より
本作は2話で1つのストーリーが完結するシナリオ構成になっています。
そのため、出番の少ないサブキャラクターにもしっかりとスポットライトが当たり、キャラのバックグラウンドが深堀りされています。
能力バトルだけでなく各シナリオで繰り広げられる群像劇や人間ドラマ、ハードボイルド的な雰囲気も本作の魅力と言えるでしょう。
また、最初のシナリオで登場する「篠田千晶」という女性キャラを利用し、DTBのダークな世界観をさりげなく描くという構成は個人的に見事だと思いましたね。
人間と契約者の対比
画像引用元:アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』より
契約者は特殊能力を手に入れる代わりとして、人間としての感情が希薄になり、物事を合理的に判断するようになります。
1つ例を出しましょう。
皆さんは自分と友達のどちらかしか生き残れない状況に陥ったら、どちらを選びますか?
恐らく、ほとんどの人は"自分"を優先すると思いますが、多かれ少なかれ良心の呵責に苛まれるでしょう。
しかし本作に登場する契約者は違います。
自分に置かれた状況を合理的に判断し、迷わずに自分が生き残る方を優先します。
この契約者の特性により人間からは「心がない」「殺人マシーン」などと蔑まれ対立を生んでいるのですが、この設定が本作の世界観とマッチしていて物語に引き込まれます。
また契約者によって感情の起伏に個人差があったり、時には合理的とは言えない判断を下したりなど人間臭い部分があるのもキャラクターに深みが出ていて魅力的に感じました。
普通の人間と契約者は、全く違う人種なのか?
本当に心はないのか?
ここはDTBの見どころの1つと言えます。
アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想まとめ
結論から言えば、神アニメですね。個人的には、文句の付けどころのないほどのクオリティだと思いました。
戦闘シーンはヌルヌル動いてキャラクターもカッコイイ、さらにはストーリーも最高というバトルアニメに必要な3要素がすべて揃っています。
このアニメに匹敵する能力バトルものは少ないですよ…。
厨二要素のあるバトルアニメが好きな方、能力バトルが好きな人は間違いなく楽しめる作品でしょう。
総合評価:
アニメ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の総合評価は「」です。
能力バトルものとしてはもちろん、群像劇アニメとしても楽しめる神作です。
原作のないオリジナルアニメはいくつかありますが、これを超えるアニメには今のところ出会えていません。
このアニメがおすすめな人は以下のとおり!
- 能力バトルがものが好きな人
- ぬるぬる動く戦闘シーンを見たい人
- 群像劇ものが好きな人
本作が気になる方は、ぜひ視聴してみてください。
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