当記事では、アニメ『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『いせれべ』が気になってるけど面白い?
- 『いせれべ』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『いせれべ』のあらすじ
異世界×現実世界。レベルアップした少年は 2 つの世界を無双していく――人生逆転ファンタジー開幕!
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。
さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
原作
アニメ『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』の原作は、美紅(みく)によるライトノベルです。
「カクヨム」というウェブサイトで2017年から連載されており、2018年に第3回カクヨムWeb小説コンテストのSF・現代ファンタジー部門で大賞を受賞しました。
アニメ『いせれべ』のここがイイ!
美麗なキャラクターデザイン
画像引用元:アニメ『いせれべ』より
本作でもっとも目を引かれたのは、美麗なキャラクターデザインです。
漫画は桑島黎音さんがイラストを担当しているのですが、明らかに作画カロリーが高い画風なんですよね。
それにも関わらず、桑島黎音さんの特徴を捉えたうえでアニメとして動かしているので、制作会社の努力が感じられます。
キャラに共感できるかは置いておいてヒロインも綺麗に描かれているため、見ていて楽しかったです。
アニメ『いせれべ』のここがダメ!
アニメ『いせれべ』を視聴して感じたマイナスポイントについて紹介します。
マイナスポイント
- 超テンプレのストーリー
- 本編の内容が薄い
- 戦闘シーンは動かない
超テンプレのストーリー
不細工な容姿が理由で周囲から虐められていた主人公・天上優夜は、不思議な扉から異世界に行くと突然魔物と遭遇。
魔物を倒してレベルアップすると、運動神経抜群の超絶イケメンに変化してした…というのが簡単なあらすじです。
それ以降は異世界でチート能力を使って無双し、現実世界でも運動神経と容姿を生かして人生を謳歌していく感じなので、よくあるなろう系アニメって感じですね。
はっきり言って、超テンプレのストーリーなので新鮮味はありませんでした。
このアニメでしか見れない展開!というのがないのが痛いです。
本編の内容が薄い
主人公はアニメの都合上、「現実世界」と「異世界」を行ったり来たりします。
異世界で魔物を狩ったと思ったら、次のシーンでは学校に通っていたりするので、ストーリー全般がどっちつかずになっており内容がかなり薄いです。
異世界チートものに特化したり、イケメンとして学園生活を謳歌したりなど特定の路線に特化していくべきだったのではないでしょうか。
そもそも、本作は主人公が不細工からイケメンに変われば良いため、異世界と現実世界を行き来する必要性もあまり感じません。
戦闘シーンは動かない
作画自体はとても綺麗なのですが、戦闘シーンはあまり動きません。
明らかに作画枚数が足りていなかったり、静止画を多用したりといった場面が目立ちました。
最終話の戦闘シーンに関しては、大部分で3Dが使用されているので違和感もありましたね。
まあ、本作は主人公がチート能力を手にして異性からモテる展開になればいいのかもしれませんが…。
アニメ『いせれべ』の感想まとめ
本作を一言にまとめると、なろう系によくあるテンプレアニメといった感じです。
ある程度の面白さが担保されるからテンプレがあるわけですし、テンプレ展開そのものが悪いとは言いません。
ただ、ありきたりな展開が退屈なのも確かで、もっとストーリーに捻りが欲しかったですね。
主人公がチート能力を有しているため戦闘シーンは緊張感がありませんし、戦闘作画が特別良いわけでもありません。
キャラデザが綺麗でヒロインが可愛いのが唯一の救いだと思います。
総合評価
アニメ『いせれべ』の総合評価は「」です。
俺TUEEE系のアニメはたくさんあるので、面白さを求めるならわざわざ本作を見る必要はないと思います。
異世界ものとして注目したとしても、本作以上に魅力的な作品はあるため、強くおすすめはできませんね…。