当記事では、アニメ『ブラックキャット』を全話視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
というのも、最近ブラックキャットを見返したんですよね。
僕はブラックキャットを原作から読んでおり、かなり好きな作品だったので、めちゃくちゃ懐かしみながら見返しました。
思い出補正があるとは思いますが、面白い作品だと思います。
(ちなみに、僕が厨二病を発症したきっかけになったアニメの1つです…)
- アニメ『ブラックキャット』が気になってるけど面白い?
- アニメ『ブラックキャット』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
ブラックキャットの作品情報
画像引用元:アニメ『ブラックキャット』より
あらすじ
世界経済を支配する秘密結社「クロノス」の荒事専門部隊“時の番人”(クロノ・ナンバーズ)」XIII番目のイレイザー、トレイン=ハートネット。
特殊金属オリハルコン製の装飾銃ハーディスを持ち、裏の世界では「ブラックキャット」と呼ばれ恐れられていた。
しかしサヤという掃除屋の少女との出会いをきっかけに、「自由な生き方」と新たな目的を達成するためクロノスを抜ける。
元国際捜査官のスヴェン、ナノテクによるトランス能力をもつイヴ、女盗賊リンス達と行動を共にするうちに、更に彼の心に変化が訪れる。
一方で、トレインを親友と信じ執拗に追いかける元クロノスのクリード。
二人を中心に、「クロノス」、「星の使徒」、「掃除屋」の思惑がぶつかり合い、壮絶なバトルが展開する。
仲間、信頼、愛情、を感じた末に、トレインの想う自由の行く手はいかに!?
引用元:アニメ『ブラックキャット』公式サイトより
主題歌
オープニングテーマ「ダイアの花」
エンディングテーマ「ナミダボシ」
エンディングテーマ「くつずれ」
原作
『ブラックキャット』の原作は、矢吹健太朗による漫画作品です。
アニメ『ブラックキャット』のここがイイ!
アニメ『ブラックキャット』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
おもしろいポイント・見どころ
- 厨二心をくすぐる世界観
- トレインに固執するクリード
- シリアス・コミカルのバランス
- 『To LOVEる -とらぶる-』の元ネタになったキャラが登場する
厨二心をくすぐる世界観
画像引用元:アニメ『ブラックキャット』より
僕が思うブラックキャット最大の魅力は、厨二心をくすぐる世界観です。
例えば、賞金首を捕まえる「掃除屋」という存在だったり、主人公トレインと敵対する組織「クロノス」や「星の使徒」など厨二心をめちゃくちゃ刺激されます。
こういった組織やグループが登場するのは、バトルアニメの特権と言えますね。
また、セリフの1つ1つも厨二を加速させる要素になっており、トレインがクロノスに所属していた頃のセリフ『不吉を届けに来たぜ』は最高にカッコイイ。
当記事を執筆しているのは2021年ですが、今見ても面白いと思えるアニメです。
トレインに固執するクリード
画像引用元:アニメ『ブラックキャット』より
ブラックキャット登場する「クリード=ディスケンス」は、主人公のトレインに狂気的な執着を見せ、作中で強いインパクトのあるキャラクターの1人です。
クリードは物語のラスボス的ポジション(アニメなら中ボス)なのですが、他のアニメとは違いトレインを自身の仲間に加えようと行動するのが特徴で「主人公と敵対しようとしていない」という点が面白いです。
他のアニメならば、主人公は敵対しているキャラと対峙するのが一般的ですよね?
ブラックキャットを視聴するうえで、クリードは注目しておきたいキャラクターです。
また、クリードのCVが「三木眞一郎」さんというのもポイントが高く、トレインに対する狂気的な執着を上手く表現できていて、まさに適役!と感じています。
シリアス・コミカルのバランス
画像引用元:アニメ『ブラックキャット』より
アニメ版「ブラックキャット」はシリアスとコミカルのバランスが絶妙であるため、見ていても飽きにくく、長時間視聴したとしても疲れません。
シリアスな展開が続くと、精神的に疲れてしまうことってありますよね。
僕はアニメを一気見するのが好きなので、重い展開が続かないのは嬉しかったです。
『To LOVEる -とらぶる-』の元ネタになったキャラが登場する
「ブラックキャット」に登場するイヴ
「ToLOVEる」に登場する金色の闇/ヤミ
画像引用元:アニメ『ブラックキャット』/漫画『ToLOVEる』より
ブラックキャットには、同じく矢吹健太朗さん原作『To LOVEる -とらぶる-』の元ネタになったキャラが登場します。
元ネタキャラクター | 『To LOVEる -とらぶる-』のキャラクター |
トレイン | クロ |
イヴ | 金色の闇/ヤミ |
キョウコ | 霧崎恭子 |
ティアーユ | ティアーユ(同名) |
セフィリア | セフィ・ミカエラ・デビルーク |
こんな感じですね。
気になる方は『To LOVEる -とらぶる-』を視聴して見てください。
2020年の時点でアニメ化しているのは、以下のとおり。
アニメ化済み
・テレビアニメ第1期『To LOVEる -とらぶる-』
・テレビアニメ第2期『もっとTo LOVEる -とらぶる-』
・テレビアニメ第1期『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』
・テレビアニメ第2期『To LOVEる -とらぶる- ダークネス 2nd』
視聴する順番は上から下でOK。ラッキースケベ&ハーレムものが好きならサクサク見れますよ~。
アニメ『ブラックキャット』のここがダメ!
マイナスポイント
- アニメ後半のテンポが速い
- ストーリーがアニメオリジナル
アニメ後半のテンポが速い
アニメ版「ブラックキャット」は、アニメ後半のテンポが速いです。
そのため、後半に登場するキャラクターの掘り下げが少なく、キャラクターの個性を上手く表現できていないように感じました。
もっと簡単に言うのであれば「薄っぺらい」という感じですね。
ブラックキャットを視聴して「このキャラクターが気になる!」と思ったら、原作を読んで補完するのがオススメです。
原作と展開が異なる
アニメ版ブラックキャットは、原作とは異なる展開で物語が進行していきます。
そのため、原作に登場するキャラクターの一部がアニメでは登場しませんので、原作を読んでいる人は「あれ、○○はどこ?」みたいになってしまいます。
アニメから見始める人にはあまり関係ありませんが、未登場のキャラクターが存在する点はマイナスですね。
アニメ『ブラックキャット』の感想・評価まとめ
ブラックキャットには原作漫画がありますが、個人的にシナリオ構成はアニメの方が好みですね。
原作は主人公・トレインの現在から描かれているのに対して、アニメの方では過去から描かれています。
はっきり言って、原作は導入が弱くて物語に引き込まれなかったのですが、アニメの方は主人公の暗い過去からストーリーが展開されるのでグッと引き込まれました。
作画に関しても当時のアニメとしては良い方なので、古臭い作画が嫌いな方にもウケるんじゃないかなぁ…と思いますね。
原作は『To LOVEる -とらぶる-』で有名な矢吹健太朗先生なのに、いまいち知名度が低いのがちょっと残念です。
少しでも気になった方は、ぜひアニメ&原作を調べてみてください。
総合評価:
アニメ版ブラックキャットの総合評価は「」です。
個人的に大好きなアニメの1つではあるのですが、アニメ後半のテンポの速さが足を引っ張りこの評価となりました。
テンポの速さは尺の問題もあったとは思います。ただ、それにしても駆け足すぎて消化不良感が否めません。
物語の中盤で入るアニオリをカットすれば、もう少しやりようはあったのでは?と思ってしまいましたね。
まあ、それを加味したとしても最後はハッピーエンドで終わったので、初見の方は楽しめるアニメのはずです!