当記事では、アニメ『英雄教室』を視聴した感想・評価・レビューをネタバレありで紹介します。
ネタバレありとは言っても、楽しみを奪ってしまうようなネタバレは避けつつ紹介していきますので、まだ視聴したことのない方でも大丈夫です。
- アニメ『英雄教室』が気になってるけど面白い?
- 『英雄教室』はどんなアニメ?
- 見たことがあるけど、どんな内容だっけ?
上記に当てはまる方は、ぜひご覧ください。
「良かった点」と「悪かった点」の2つ分けて感想を紹介していきます。
作品情報
『英雄教室』のあらすじ
世界を苦しめる強大な魔王と互角の戦いを繰り広げ、痛み分けによって人類を救った勇者がいた――その名はブレイド。幼い頃から勇者としての素質を認められ、誰もが憧れる存在であった。
だが、ブレイドは魔王との戦いのあと、 ダメージによってパワーが減退していく中で、こうも思っていたのである。“ようやくこれで、一般人になれる!” と。そしてブレイドは、知り合いを頼って「ローズウッド学園」に入学。
“フツー”の学生としてトモダチを作り、華やかで楽しいスクールライフを謳歌しようとする。だが、個性豊かなクラスメイトたちや様々なトラブル、 そして英雄を養成するエリート学校であるローズウッド学園が“フツー”のはずがなく…!?
原作
アニメ「英雄教室」の原作は、新木伸さんによるライトノベル作品です。
2015年から集英社のダッシュエックス文庫で刊行されています。
アニメ『英雄教室』のここがイイ!
アニメ『英雄教室』を視聴して面白かったと感じたポイント、見どころについて紹介します。
面白いポイント・見どころ
- 懐かしさを感じる学園コメディ
- 扱いの悪いメインヒロイン
懐かしさを感じる学園コメディ
画像引用元:アニメ『英雄教室』より
本作は学園コメディなのですが、昭和や平成のような懐かしさを感じさせる演出が多いです。
コメディのテンポも良く、ツッコミが追い付かないことも多々ありました。
シリアスな展開もありますが、個人的にこれは邪魔だと感じていて、本作の楽しみ方はテンポの良いコメディの方だと思います。
むしろシリアス展開は要らなかったですね。
本作の始まりはテンプレ的な展開が多く、特別ストーリーに引き込まれることもなかったのですが、コメディの方は面白いので純粋に楽しめました。
扱いの悪いメインヒロイン
画像引用元:アニメ『英雄教室』より
本作のヒロイン・アーネストは、何かと扱いが悪いのが面白かったです。
アスモデウスを扱う反動として暴飲暴食を繰り返した結果、丸々と太ってしまったり、主人公の攻撃で服が破けてしまったりします。
基本的にコメディ調で進行していくアニメなので、ヒロインの扱いが悪くても「扱いが悪い=可哀想」という発想に繋がらないのも良かったと思いますね。
ヒロインの扱いが学園コメディのノリとマッチしていました。
アニメ『英雄教室』のここがダメ!
没個性的な舞台設定とキャラクター
本作のキャラクターは、どこにでもいるような無個性なキャラばかりです。
他のなろう系アニメを探したら、20~30人くらいは同じようなキャラが見つかると思います。
よくある量産系テンプレキャラしか登場しないので、キャラ1人ひとりの魅力が伝わってきませんし、特別愛着も湧きません。
じゃあ舞台設定はどうなのかというと、こちらも微妙です。
主人公・ブレイドが友達を作るために、英雄の養成学校に入学するところからストーリーが始まりますが、大前提として視聴者が知っておきたい世界観がよく分かりません。
そこから世界観が深掘りされることもないので、常にフワッとした状態でアニメを視聴することになります。
また、全体的にコメディ調で進む割にはちょっとしたシリアス要素があり、作中でやりたいことも分からないんですよね。
ブレイドも友達を作りたいという割には、協調性に欠けていて絆を深めるような描写がないのも気になりました。
アニメ『英雄教室』の感想まとめ
ギャグシーンは嫌いではありませんでしたが、よくあるテンプレアニメの域を出ません。
このアニメにしかない要素と呼べるものもないので、全体的に薄っぺらい印象が強いです。
一応、にじさんじ所属のVtuber・樋口楓さんが主題歌を歌っているということもあり、話題性はある作品だったはずなんですけどね。
画像引用元:アニメ『英雄教室』より
ちなみに、作中で樋口楓と思われるキャラが登場していたりもします。
肝心の内容がイマイチなので、盛り上がるようなポイントもなく最終回を迎えるようなアニメでした。
総合評価
アニメ『英雄教室』の総合評価は「」です。
コメディで楽しめる部分はありましたが、全体的にチープな印象が強いアニメでした。
正直、他の人にオススメはできませんね…。